受験するぞ受験するぞ受験するぞ

長いことSヨ(SEもどき)職に就いていたら、とつぜんコンサルの勉強がしたくなった。

受け身で、顧客の矛盾点をあれこれ指摘しつつシステムを構築しているだけでは、顧客が心から満足することはない。
なぜ苦労してシステムを作ったのに、そんなに浮かない顔をするのお客さん、という感じで、こちらとしても達成感が少ない。申し訳なく思うこともしばしば。

なぜこんなことになるか思い直して見ると
 プロジェクト開始時に経営的視点がない
    ↓
 全体を俯瞰せず、部分的に非効率と感じた(お客さんが取り上げた)点のみ見る
    ↓
 部分的にシステム化する
    ↓
 実は費用がかさむだけで、効果が薄い
    ↓
 お客さん、上司から認められない。ユーザは「それをやっても効果が薄い」と直感
        (システムのユーザは、日頃の業務を通じて効果の有無を実感してる)
    ↓
 お客さん、浮かない顔でシステムの悪口を言う
 Sヨは、「お客さんが言ったから作ったのに!議事録だってあるのに!」とやり場のない怒り
    ↓
 お客さんとの関係は悪化するのに、もう金が出ないので非効果的システムは使い続けられる

といった感じか。

お客さんに、高いお金を出してシステムを使っていただく以上、Sヨとしてはより効果のあるシステムを提案しなければ。
やっぱり、最初にお客さんの業務を分析して、経営に見合った改善案をつくり、その中で必要ならシステムを導入する、という手順を踏まないと、いけんのではないかと今更気づいた。どげんかせんと。

世間では、こういった手順を踏むことをコンサルというらしい。

でも、いまからコンサル会社に転職するには、歳がいきすぎている。どこも雇ってくれないだろう。

そこでせめて、コンサルちっくな知識を身に付けようと思った。
どうせやるなら目標がほしいので、資格試験を目指すことにした。

よく公認会計士がコンサル会社に行くようだ。
じゃ公認会計士になろう!と思って軽い気分で調べた。
そしたらこの試験、司法試験と同じ程度に難しいし、合格しても監査法人に就職して研鑚を積まねばならないらしい。志ある学生が目指して受験浪人までして、やっと受かるか受からないか、という状況だ。
いやあ無知なSヨは恐ろしい。

では、もう少しレベルを下げてみたら
 ・中小企業診断士
 ・システムアナリスト
 ・ITコーディネータ
などが見つかった。試験内容を覗いたら、中小企業診断士が一番網羅的みたいだ。
そこで、診断士を受験することにした。
ついでにシステムアナリストも受ける予定。
ITコーディネータは、受験料+その後の研修費用が高すぎるので却下。

さて、Sヨの無計画な挑戦は、どこまで続けられるんだろうか。

このブログも、いつまで続けられるんだろうか。

【今日読んだ本】
『メモの技術 頭より先に手が動く』坂戸健司、すばる舎
 ・私はメモのとり方が超下手なので、参考にした。
 ・アイディアメモ、打合せ時メモ、授業ノート、企画書、発表用台本などについて。

『情報は1冊のノートにまとめなさい』奥野宣之、Nanaブックス
 ・アイディア・ToDo・記事・仕事関係などの、情報のまとめ方が気になるので読んでみた。 ・自分には、すべての情報をA6ノートに突っ込む自信がない。
 ・しかし、個々の情報に索引をつけ、後で検索可能にする方法はよいと思った。